【平成24年度メディア芸術クリエイター育成支援事業】選考企画発表

「メディア芸術クリエイター育成支援事業」は、文化庁メディア芸術祭において受賞作品や審査委員会推薦作品に選ばれた若手クリエイターの創作活動をサポートするプロジェクトです。5月18日から5月31日の募集期間に応募のあった新作の企画の中から、選考により企画が決定しました。
今後、制作にあたってサポートが始まります。進捗情報は本サイトでご紹介していきます。
第16回文化庁メディア芸術祭の開催期間(2013年2月13日~24日)に合わせて成果を発表する予定です。

<選考企画>

作者名:大西 康明
企画名:『現象を制御する仕組みによるインスタレーションの制作』
暗闇の中でゆっくりと動く透明の大きな袋につけられた蛍光色の点や線から、それらの「動き」を見る作品を2006年に制作。その後は黒い接着剤を素材として用い、半透明のシートが「かたち」を保った状態で天井から吊られている作品を制作してきた。今回は、そこから更に展開し、再び不可視の現象を用いて時間を伴うインスタレーションの作品を制作する。
受賞・選出歴:第9回アート部門審査委員会推薦作品

作者名:樫田 壮一
企画名:『餅つき』
企画概要:日本の伝統的な祝いの行事、「餅つき」。古代よりハレの日の行事には欠かせない縁起食だった餅を生成する行為は、現代においても神聖なものである。
本プロジェクトでは、この行事を表す擬音「ペッタン」を科学の力で再構成し、爆音と閃光によって「お餅」をより美味しくするシステムを開発する。
受賞・選出歴:第15回エンターテインメント部門審査委員会推薦作品

作者名:河野 亜季
企画名:『伝統を継承する影絵アニメーション』
企画概要:日本を代表する古都・京都が舞台の紫式部作「源氏物語」を題材に使い、心情のうつろいや人生の機微を半立体の手法を用いた影絵アニメーションで表現する。 また、京都の伝統工芸による洗練された日本独自の色彩・文様を再構成し、アニメーションの一部に取り込み、新たな日本の伝統美を継承・発信することで、厚みのある日本文化紹介の一助となればと願っている。
受賞・選出歴:第15回アニメーション部門審査委員会推薦作品

作者名:榊原 澄人
企画名:『Requiem Zarathustra』
企画概要:表現したいのは言語と沈黙の狭間に漂う、作家自身の中に潜むイメージの連鎖と、それにまつわる感情の想起である。360度スクリーンという平面でありながら三次元的空間を使い、目の前を通り過ぎゆく幻想風景を前に、感情はいかに旅し、世界を見つめるのか。
受賞・選出歴:第8回アニメーション部門審査委員会推薦作品、第9回アニメーション部門大賞

作者名:SHIMURAbros
企画名:『映画なしの映画』
企画概要:『映画なしの映画』は映画理論家レフ・クレショフの行った同名の実験をもとに、編集という時空間の再構成を、映画から現実世界へと行う。映画という光の連続で構成されていく時間を、3次元の空間に展開する物質へと3Dプリンターを用いることで変換する。物質と成った映画は今までに見ることができなかった映画の側面からの鑑賞を可能にする。今作ではサイズを劇中の被写体に対して原寸大で表現する。
受賞・選出歴:第13回 アート部門 優秀賞、第14回・第15回アート部門 審査委員会推薦作品

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