【クリエイターレポート】大西 康明『現象を制御する仕組みによるインスタレーションの制作』

「メディア芸術クリエイター育成支援事業」では、選考された企画の制作が進行しています。7月に行われた初回の面談以降の進捗をクリエイターによるレポートでご紹介します。

 

作品はArduinoというマイクロコントローラーを使って、コンプレッサーから送られる空気を電磁弁を制御する方向で進めています。これまでの作品は単純なタイマーでFANなどの電子機器を制御していたため、コンプレッサーやArduinoに関する知識は全く無く、技術と知識を持っている人に作品について相談しました。その結果、電磁弁が開いている時間、閉じている時間、その間隔の時間のプログラムをArduinoに書く必要があり、作品の制作や設置の進行上、その行程が自分自身でできた方が今後制作が進めやすいので、Arduinoについて一から勉強することにしました。現在はかなり初歩的な段階で、2種類のLEDを制御するというものです。
展示空間を写真で見た印象と、オープンスペースのような場所で作品を展示することを考えた場合、各所でシートが吹き飛んでいる中を人が歩き回るのはちょっと難しいかなという感じです。9月と10月はイスラエルとイタリアで展覧会があったため、この制作に集中できる時間が少なかったけれど、イスラエルの個展は最近の黒い接着剤の山みたいな作品と、かなり昔の作品で暗い部屋の中で袋が動いているのと、さらに昔の写真の作品を同時に見せる機会でした。この次に作る新しい作品として、椅子やテーブルのような家具の一部が吹き飛ぶというものより、もう少し規模が大きくなる可能性があって、身の回りを連想させない抽象的なものであったほうがいい気もするし、ミッドタウンの中に家庭的なものを並べてみたい気もしています。これは実際に現場を見てから考えます。

 

〈クリエイターレポート〉

樫田 壮一 『餅つき』
河野 亜季 『伝統を継承する影絵アニメーション』
榊原 澄人 『Requiem Zarathustra』
SHIMURAbro 『映画なしの映画』

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